膝関節の再生医療にかかる費用はどれくらい？各治療法の相場を解説
膝関節の再生医療に健康保険は適用される？
残念ながら、現在は膝関節に対する主な再生医療に健康保険は適用されておらず、大抵は保険診療よりも自己負担額が高くなります。安全性と有効性は証明されているものの、保険診療として認められるほどの臨床データが集まっていないためです。診察や治療はもちろん、採血や検査、痛み止めの処方など、再生医療における全ての費用が基本的に自己負担になります。
例外として、スポーツや事故が原因の「外傷性軟骨欠損症」や、「離断性骨軟骨炎」を治療する際の再生医療は保険適用です。
膝関節に対する主な再生医療にかかる費用相場
膝痛に対する主な再生医療にかかる費用相場は、治療法によって異なります。一般的には幹細胞治療が100万円前後、PRP療法が3万円～、PRP-FD注射やAPS療法は30万円前後です。治療回数を重ねたり、2つの治療法を組み合わせたりするとさらに高額になります。また、これらに加えて3,000円程度の診察料や1～3万円程度の検査費用などがかかります。
再生医療の費用は決して安くありませんが、手術不要で長期間痛みが和らぐメリットのために検討してもよいかもしれません。
保険適用外の再生医療を希望する際は各医療機関の費用を入念に比較しよう
ほとんどの再生医療は自由診療のため、費用は医療機関によっても異なります。数十万円の差が出ることもあるので、各病院の情報を調べることで費用を大きく抑えることも可能。検査を保険適用で行っている病院や、再診やストレッチの指導といったアフターフォローを無料で行っている病院もあります。
保険適用外の治療を受ける病院を選ぶ際は、複数の病院ホームページをチェックしたり問い合わせたりして、費用をしっかりと比較しましょう。
