膝関節症を悪化させないために！コツコツ続けたいリハビリについて
膝関節症のリハビリをする目的
膝関節症のリハビリをする目的は、膝関節をスムーズに動かせるようにしつつ痛みを軽減して、症状悪化を予防することです。適度な運動は筋力増強と肥満予防につながり、膝関節への負担を和らげます。また、超音波治療器などの機器を使った物理療法によるリハビリには、炎症の抑制効果や組織の治癒促進効果が期待できるでしょう。
整形外科医や理学療法士といった専門家の指導のもとで正しいリハビリを行えば、日常生活への復帰が早まるかもしれません。
自宅でも簡単にできる膝関節症のリハビリ
膝関節症に有効なリハビリのなかには、自宅で簡単にできるものもあります。膝に過度な負担をかけないよう、無理のない範囲で行ってください。
ストレッチには、関節の可動域を広げ、筋肉の緊張状態をほぐす効果があります。仰向けで手やタオルを使って膝を曲げたままキープするストレッチは、1日5分でできて簡単です。膝関節への負荷を小さくするため、大腿四頭筋や内転筋、中殿筋など膝の周囲にある筋肉のトレーニングも重要です。例えば、椅子に座った状態での膝の曲げ伸ばし運動が挙げられます。
3種類の方法で膝関節症を改善
膝関節症のリハビリは、大きく「運動療法」「物理療法」「徒手療法」の3種類に分けられます。
運動療法は、膝関節を動かして症状緩和や機能回復を促す方法です。物理療法では機器で温熱・電気刺激・超音波などを与え、痛みを軽減します。徒手療法は、理学療法士の手技によって関節の動きの改善や筋肉の機能回復などを図る方法です。自分でもできる運動療法と、専用機器や理学療法士が不可欠な物理療法・徒手療法を必要に応じて組み合わせ、症状の改善を目指します。
